話術という護身術

達人の言葉

昔、塩田剛三という合気道の達人がいました。

植芝盛平という合気道開祖の直弟子です。

ある時、弟子が塩田剛三に聞きました。

「一番強い技は何か?」

これに対し塩田剛三の答えは、

「それは自分を殺しに来た相手と仲良くなることだ」

つまり究極のコミュニケーション術。

まぁとにかくこの人は本当に強かったという事です。

いろんな武勇伝が残っているので、

その自信が故に言える事なのでしょうね。

やはりこれは、

「対すれば相和す※」を信条としている合気道の本領と言うことだと思うのですが、

他の武術をやっている人にとっても大切な教えだと思います。

※相手と正面からきちんと向き合えば互いに打ち解けて仲良く調和する

戦うことは最後の手段。

昔の武士は刀を抜くという事は

相手か自分かのどちらかが死ぬという前提であったので、

簡単には刀を抜かなかったと言われています。



さて、ではあくまで武術格闘技まったく素人人間の方々が、

このような達人の言う技が使えるのかどうか?

もちろんいつも護身として使える、というわけではありませんし、

人の話を聞かない色情変態野郎や、

金の事しか考えていない強欲強盗野郎

無差別に人を傷付ける狂暴狂人野郎などには逆効果になる可能性が高いので、

まったくもってお勧めしませんが、

時と場合と相手によっては、

あなたの会話の力が護身の役目を果たす可能性もあると思います。



私は長年の生業として営業畑を歩んでまいりました。

若い頃はよく上司やお客に怒鳴られましたし、

まな板の上に寝かされる事は何度も経験しました。

ところで営業での護身と言うイメージで言うと、

「クレーム」と言うのがあります。

対クレーム戦略を間違うと、

相手の態度はどんどん激高、エスカレートしていき、

最後には、

「社長を呼んで来い!」

みたいな感じになってしまします Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

私達はだからこうならないように、

細心の注意を払いながら、

相手の話す感じや表情を観察し、

言葉を選び表情を作り、

声の高低音量を調整して、

会話内容がソフトランディングするように誘導していきます。

決して上から目線にならず、

かと言ってへりくだりすぎず。

基本は相手の興奮した感情を少しづつ沈めていく感じでです。

もちろんベースにあるのは噓偽りのない「誠意」です。

うまく誠意が届くと相手の自分に対する信用度が高くなります。

ある一線を越えられれば先ほどとは打って変わって天国

でなければ地獄です。

まぁ慣れてない人には向いていないかもしれませんが、

もしも人を説得することに自信を持っているあなたなら、

そして相手に対して誠意をもって話す事が出来るのなら、

場合相手にもよりますが、

試してみるのも良いかと思います。



昔よく映画やドラマでやってました。

強盗が人質をとって民家に籠城した時に、

刑事が犯人に向かってメガホンを使ってこう言います。

「君のお母さんがこれを知ったらきっと悲しむぞ」

現在は専門知識を持った、

一般的に「交渉人」「ネゴシエーター」と呼ばれる人たちが、

その任務にあたっています。

「君のお母さんがこれを知ったらきっと悲しむぞ」

これはもう昭和の産物なんでしょうね。



メガホンって防犯にも役立つって知ってました?

前にも書きましたが、

大声って一番の護身術なんですよね。

地声に自信のないあなた。

一家に一台どうですか。

2階の子供たちを呼ぶときにも

役立ちそうです。

「はい、全員食卓に集合!晩御飯の用意が出来ました!」

とか、笑

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