この項は「刃物が相手(予防編)」の続きとしてお読みください。
という事で、ここからの話は
刃物を持った相手への対応を想定していますが、
武術格闘技が全く素人の人にとっては、
刃物を持っていなくても、
威嚇しながら理由なく暴力を振るってくる人物などは、
ただただ恐ろしく、
刃物を持っている狂人と
そう変わらないと言えるので、
同じくこの項目を参考にして頂ければと思います。
そして、最初に言いたいのは、
やはり逃げろ!
という事です。
一対一の場合なら大声を出す。
防犯ブザーや防犯アラームを鳴らす。
ホイッスルを吹く。
つまり周りの人に知ってもらう。
同時に逃げる。
いや、それ以前に危ない時間、場所、人に、
近づかない。
と言うのが鉄則です。
もしも群衆の中で、
刃物を振りかざして無差別に切りつけるような人物がいたら、
何と言われようがただただその対象とならないように、
目立たぬようにどんな手を使ってでもいいから逃げまくる事。
おそらく武術や格闘技を嗜んでいる人間でも、
殆どの人が同じだと思います。
刃物に進んで素手で立ち向かっていくような人間はいません。
それは勇気ではなく無謀だという事がわかっているからです。
考えればわかりますが、
理由もなく刃物で人を切りつけようと考えている人物は、
思考が普通ではありません。
包丁を予測不可能 メチャクチャに振り回している相手に対する
有効な技は正直ありません。
こう言うとこんな声が聞こえてきます。
「ありません、ありませんばかり言ってるが、
それじゃ護身術にならんじゃないかと」
「そうは言ってもどうしようもない局面に
出くわしたらどうしたらいいんだ?」
目の前に急に無差別に人を襲う人物が出現した!
急に理不尽な言いがかりをつけられた!
そして、
自分が護るべき大事な人や動物がいて、
それらを置いて一人で逃げれない!
そうですよね。
こんな時もあるかもしれません。
そんな時は不本意100%ですが、
相手に相対するしかありません。
つまり心構えの項目で言いました、
「覚悟」を思い出して下さい。
「躊躇しない」と心を決め、
「絶対に護る」と心の中で繰り返して下さい。
まずこれであなたのリミッターを取っ払います。
それではここからは具体的なお話をしたいと思います。
あなたが助かる道。
それはあなたも武器を使う事です。
「いや、そんな武器なんて持ってないです。」
当然ですよね。
そんなもの持っていたら何かの拍子に尋問されれば、
即、警察行きです。
つまり「武器」ではなく「武器として使えるもの」を使ってくださいという事です。
私ならそうします。
じゃあ何を使うのか?
まずは身近なものとしてとても有効なのが傘です。
雨傘でも日傘でもいいです。
ただし、使い方が重要でえす。
傘を対刃物のアイテムとして使う場合、
振り上げてから振り下ろして叩くような使い方は
絶対にダメです。
私が犯人なら、
傘を振り上げたところに入っていって、
傘(腕)を押さえて攻撃するでしょう。
もしくは振り下ろした傘を腕で受けて同時に攻撃する。
多少、当たってもたかが傘なので致命傷にはなりません。
それじゃあどうすればいいのかと言うと、
「突く」のです。
傘、もしくはつえの様な棒状の武器を使う場合は必ず突くようにする。
と言っても実際に突いてはいけません。
実際に突くとあなたの実力や
攻撃の届く範囲を知られてしまうからです。
まずあなたがやることは
カッコよく
「構える」ことです。
右利きなら右足を後ろに引いて左足を前にして、
相手から見てあなたが真横になるようにして下さい。
次に後ろ脚となる右足に体重を多く乗せて、
膝を曲げて腰を落とし身を低くします。
これによって相手から見た時の、
あなたと言う攻撃目標の面積が、
思いっきり狭く遠くなります。
そして傘は持ち手の部分を右手で持って、
そこから20~30cmくらい先を左手で持ちます。
右手は手の甲が上で、左手は手の甲を下にします。
この時、両脇は脇で卵を挟んでいる感覚で締めます。
あくまで「軽く」です。
そうして、ここからが大事なのですが、
傘の尖った方を相手の顔に向ける。
狙いは「目」です。
相手が動けばそれに合わせて身体の位置をすばやく移動します。
そして傘先はたえず相手の「目」に向けます。
ロックオンです。
万が一、相手があなたの顔を狙って突いてきても
腕の長さ+傘の長さのあなたには届きません。
もちろん相手が本気であなたに対し危害を加えようとしたら、
容赦なく傘の先で突いてください。
目じゃなくても顔のどこかに当たれば
相手はひるみます。
あと一番大事な事はあなたの「気迫」です。
相手の目をじっと睨む。
絶対に目をそらしてはいけません。
来たら本気でやるぞ!っていう気迫です。
その目を突くのも躊躇しないぞっていう覚悟です。
人は叩かれるよりも突かれる方が何倍も嫌なものなのです。
なぜでしょうか?
それは棒状のもので叩く動作と言うのは、
振り上げ振り下ろすという軌跡を描くので、
比較的動きが読みやすいです。
それに対して突くという動作は、
棒の先が点に近いため、
特に目に対して近づいてきた場合、
気付きにくく対応が遅れやすくなるのです。
それに加えて「目」は人間にとっての急所なので、
本能的に狙われるのが嫌なんですね。
ちなみに「そんな目を突くなんて怖いこと、私には無理!」という方は、
傘を開いて相手に向けて下さい。

これだけでもかなりの防御になります。
特にビニール傘なら相手の動きも見えるし、
仮に刃物でビニールを破られても、
骨が残るので、
何もない状況と比べれば安心感は段違いです。
こうやって時間を稼ぎながら大声で助けを呼ぶ。
他にはつえ、ベルト、タオル、バッグ、衣服、ペットボトル、靴
なども反撃や防御に使えます。
つえは傘と同様の使用方法で。
ベルトは鞭のように使用します。
これは普段練習しといた方がよいです。
もしぶっつけ本番なら、
傘と同じく構えるだけで、
きたらやるぞ的に相手を威嚇します。
タオルは自分の腕に巻いて相手の刃物の防御に使用します。
また濡れていればベルトと同じく鞭のように使えます。
が手首のスナップを柔らかく使うためには結構な練習が必要です。
バッグは盾として使えます。
ショルダーなら振り回す事も有効。
衣服(上着)は振り回したり腕に巻き付けて
防御に使います。
マフラー、手袋も防御に使えます。
ペットボトルは栓を開けて、
中身を相手にぶっかけます。
たとえそれがお茶でも、
なにかわからない相手は一瞬ひるみます。
なにも持っていない最後の手段は靴。
手にはめて防御に使います。
ただしそのあと逃げる時は靴なしという覚悟が必要です。
いずれにしても、
これらは最後の最後、
ほかにどうしようもない時です。
まさか普通の人が刃物に対して反撃してくるとは思っていない、
犯人の油断、虚を突くというところの最後の手段です。
―身近な武器―
その他、私が考える、
非常時に身近な武器として使えるものを以下列挙します。
〇 携帯電話(大音量アラームアプリ、犯人を撮影、フラッシュで目くらまし、角で突く叩く)、
〇 ペン(抱き付かれたり首を絞められた時に相手の手の甲に突き刺す)、
○ 殺虫剤(自宅に侵入して来た強盗などの顔に噴霧します)
〇 自分の家の消火器(侵入者に対して吹き付けるがその後は大変)、
〇 自分の自転車(盾になる)、
〇 街路樹や公園にある石、砂(相手に投げる。砂は目つぶしになる)
どんな大都会でも街路樹くらいはあると思います。
小さな子を持つお母さんなどは、
人気のいない公園の砂場で投げる練習をしておきましょう。
他にお店で食事をしている時などであれば、
これらが有効だと思いますが、
当然の事ながらこれを使うとお店が汚れたり、
なんやらかんやらで補償を要求されるかもしれませんので、
そこは状況を判断して自己責任でお願いします。
冷水、熱いお茶、熱い汁物、
食器、ジョッキ、ビン、はし、ナイフ、フォーク、爪楊枝、
調味料、香辛料(一味、七味、こしょう、タバスコ、塩、醤油、酢、ポン酢)
最後に、、、
とにかく私は心配性だ。
治安の悪いところに行かなければならない。
最近なんかあとをつけられている気がする。
と言う方々がいたら、
こういう選択肢もあります。
実は手軽に買える防刃ベスト!
これは正直私は購入してませんが、
買うならこれにしようと思っています。
国内製造品みたいですし、
実用的で購入した方の評判もよさそうです !(^^)
Amazonにはないかも、、、
追記
こういう防犯グッズはなかなか専門店がなく、
ネットで買うしか手段がないなと思っていたら、
最近、リニューアルしたホームセンターの売り場の一部になんと、
「護身用グッズ」売り場が出来ていました!
やっぱり全国的に治安の悪さは意識されだしているんでしょうね。
皆さんも一度近隣のホームセンターでお確かめ下さい。